◇妊娠中・産後の施術方針
多くの整骨院では妊娠産後の腰痛の治療と言っても患部のマッサージや骨盤・背骨の矯正などを行われているのではないでしょうか。
当院では単なるマッサージや矯正だけではなく詳細な問診などをもとに一人一人にあった施術方法を選択します。
なぜ他の整骨院や整体院と治療法が違うのかというとそれは妊娠産後腰痛は妊娠や出産が要因になってはいるものの、その原因は人により様々です。
上記にあるように大きく分けてもそれぞれ5つの原因があります。
さらに、妊娠初期から産褥期まで妊娠期間の約280日から産後の一年以上は、身体が最も大きく変化する時期であり腰痛でも患者さん一人一人状況が違います。
そういった中、画一的にどの妊婦さんや産後のお母さんにも同じマッサージ・同じ矯正治療では効果的でなくかえって悪影響を及ぼす場合すらあります。
もちろん妊婦さんへの施術は胎児への影響がないような施術で行いますし、産後の方には骨盤や腹筋が速やかに回復するような施術プログラムとなっております。
◇妊娠・産後の腰痛の具体的治療方法
では、具体的にはどのような施術を行うのかと言いますと、当院では体に負担のかからない筋肉や筋膜の治療はもちろん痛みを作り上げている脳の痛みプログラムを書き換えるAPP療法を行います。
これは他動的運動療法ともよばれ、実際には「運動せずに運動している状態」を作り上げます。運動をしている状態になっていますので血行は促進され筋はゆるみます。また脳は痛みを作ることにより運動をさせないようにしているのですが、筋や神経に負荷をかけずに「運動している状態」にすることによって、脳は痛みを作らなくて良いという判断をしだします。この施術は非常にソフトな施術で妊娠や出産という特別な状況にある方であっても安心して受けられます。
むしろ先にも書いた通り、「いつから」「どこの部位が」「どのような時に」痛むのかなど一人一人にあった原因を的確に判断することが重要です。
そしてその上で、痛みの発生源である筋肉や筋膜の状態を改善するとともに脳に痛みを作らないように促す治療を行います。
筋肉や筋膜は血液を非常に必要とするところで原因にあるような負担がかかり過ぎて血行障害を起こすと痛みを作りだすことは有名です。
骨や関節は、それだけでは存在することができず常に筋肉の力に頼ってその形を作っているため、骨盤などの関節の周りにある筋肉には妊娠・出産で知らないうちに大きな負担がかかっています。
そうした負荷に対して筋肉は常に「収縮」することで対応します。つまり縮こまるということです。
当院でははそうした収縮した筋肉をやさしく改善させ血行を促進させていきます。
妊婦さんには無理なマッサージや矯正を行いませんので安心して受けていただけます。
妊娠産後の腰痛でお困りの方にも単なるマッサージや骨盤矯正などではなく北陸では当院のみが行っているAPP整体療法などを行います。
◇骨盤のズレや背骨の歪みが原因??
骨盤や背骨の歪みだけが痛みの原因とする考え方は古い痛み治療の考えと言われています。
そもそも人間の体が左右対象である人はいません。歪みやズレは痛みが続いた結果おこるもので決して腰痛の原因ではないのです。
現に関節のすり減りや歪みなどは年齢とともに進んでいきますが痛みを抱えているのは30代から50代の働き盛りが一番多いことが研究でも明らかになっています。
このような腰痛をはじめとする痛みの研究は欧米の方がはるかに進んでおり、日本の腰痛治療は30年は遅れているといわれています。
今では腰痛のほとんどは筋肉の血行障害や心理的要因ということが分かり始めています。だからこそ脳や筋、血行にアプローチできるAPP整体療法が有効なのです。
骨のすり減りや骨盤背骨の歪みを原因とする考え方は過去のものとなりつつあります。
医療は日進月歩です。お困りの方はお気軽にお問い合わせください。